2019年度の概算要求基準からして、5年連続100兆円を超えそうだ。
来年の参議院選や10月の消費税引き上げがあり、例によって大盤振る舞い型の予算になる。現内閣は財政再建にはほとんど無関心だ。
ピシッとした考えがない。政府与党の考え方は、第一が政権維持にあるから、支持基盤を減らすような政策は一切取らない。
社会保障にせよ財政再建にせよ、将来のための手立てを打っても、現在の自分たちには何の得もないというのだから、わかりやすいのではあるが、愛国心を振り回すにしては、本当に国力を涵養する姿勢が見られない。
その場しのぎの対策ばかりでおこなう政治は、確実に国の体力の長期低落傾向を深めるばかりである。