日々道楽

最悪の権力支配

 快刀乱麻を断つ――という言葉があるが、大阪地検は残念ながら快刀ならぬ壊刀であるからして乱麻を断てず。

 もちろん大阪地検が森友問題に着手したときから極めて動きが鈍く、一部の市民団体が「地検さん、がんばって」と穏やかに激励のデモンストレーションをやっていたのであって、昨日公表された内容は予想の範囲ではあった。

 どうやらその文脈は、籠池側の交渉術に財務省側が屈したというか、乗せられたというか、いずれにしても籠池側にしてやられたという、財務省被害者論である。籠池悪玉論で決着する狙いが見え見えだ。

 しかしながら、すでに新聞で報道されている内容だけでも、籠池にしてやられた以上の「大サービス」を財務省側がやったのは明白である。

 頭脳明晰な検察官といえども、彼らもまた官僚である。これだけ世間が疑惑を持って見ていても、理屈遊びで片付ける次第だ。

 これら一連の流れが「権力」支配の最悪の場面を見せつけたと、わたしは思う。権力が暴走しているとき民主主義が壊されているのである。

 安倍・麻生に対する国民的信頼はすでにない。直ちに、辞任せよ。