なにごとも原因があって結果があるが、両者のつながり、つまりモノゴトの因果関係が直ちにわからない。
たとえば日本人の現役世代は睡眠時間が5~6時間の人が少なくない。わたしもかつて睡眠5時間程度で、けろっとしていたけれど、やはり8時間程度は必要だ。これは理屈以前の問題である。
うつ病の原因に自律神経失調やホルモン分泌異常が挙げられるし、糖尿病やアルツハイマーの原因にインシュリン減少や血圧調整の不具合が挙げられる。
これらはいずれも睡眠時間の不足と強い関係がある。
若いうちは馬力で乗り切っているとしても、病気になってから慌てることになりかねない。
慢性疲労が日々老化道を進んでいく肉体をますます劣化させると考えれば、残業代で稼いだみたいな発想は極めてまずい。
「働き方改革」関連法案のバカバカしさに気づかねばなりませんぞ。