日々道楽

汚れた雑巾みたいな論調

 国民民主党の発足に対する新聞論調は概ね足並み揃えて酷評! だ。もちろん、新党が政権交代を担える政党ではないし、試行錯誤の1つに過ぎない。

 「何のための離合集散か」(朝日社説 5/8)と批判するが、それは先の総選挙で前原氏と小池氏による突飛な戦術が大失敗して、その後始末をやっているに決まっているじゃないか。

 そもそも、野党が議会審議をボイコットしたことに対して、あたかも野党がサボタージュを決め込んだかのような論調が各紙に見られる。野党が好きでボイコットしたのでないことくらい読売・産経も含めて理解できるだろう。理解できないのであればジャーナリズムとしての見識が全然ない。

 新党は野党が何とか力を発揮できる体制を作ろうという苦心惨憺の努力である。ただちに政権を争えるような政党でないことに論点を絞り、党利党略だなどと批判するのは、自民党が何をしてきたかを免罪する頓珍漢である。

 天下国家を論ずる全国紙であれば、せめて、日本のデモクラシーが惨たんたる状態に追い込まれたことに対して、それを何とか回復させたいとする苦悩・苦心の現れであることくらいは指摘してもよかろう。