4月27日に南北朝鮮の首脳会談が開催される。
北朝鮮の主たる思惑が対米関係にあることは疑いない。
だから、「首脳会談の成功とは何か」という分析テーマを設定して考えるならば、北朝鮮に対する韓国の重要性が軽くなるという一面がある。
一方、金正恩氏が訪中したが、中朝関係が改善されるであろうか。こちらもまた米朝関係の進展具合と微妙に交差するであろう。
わたしは、中朝関係はいわゆる改善よりも従来以上に神経戦の様相を強めるのではないかと予測している。
要するに、中国が北朝鮮のバックボーン役を務めるという従来のわが国メディアの見方を前提しないほうがよろしい。