日々道楽

考える

 エラスムス(1466~1536)の『平和の訴え』(1517)には次のような下りがある。

 ――場合によっては平和を買う覚悟も必要です。

平和というものはわれわれが心からそれを望んで初めて本物となるもの。真に心から平和を望むものは、あらゆる平和の機会をつかまえ、平和の障害となっているものをあるいは無視し、あるいは取り除き、さらには平和という大きな善を損なわぬように、耐え難いことのかずかずを耐え忍ぶものです。――

 500年前の言葉だ。

 ワンパターン、オツムカチンカチンの外交と、この言葉の輝きは、なんと大きな違いがあることか。