日々道楽

政治家のスケール

 再選されたプーチン氏が任期を全うすれば、1999年から2024年まで四半世紀の長期政権になる。

 投票前には軍事力を誇示し、軍拡競争を推進する演出で、大国ロシアを強調したが、18日大統領再選後には、一転して国内問題に力を注ぎ、軍拡競争を進める意図はないと表明した。

 いわく、防衛費を削減し、インフラや医療に投資するという。

 ロシアの方針はプーチン氏が独断的に決定していると見られるが、直接的には選挙後の国内不満を抑える戦略であるとしても、軍拡競争の意図なしと表明したことは、選挙前の路線で突っ走るよりもよろしい。

 わが国の方針としては、対米一辺倒で右往左往するのではなく、基本的に世界的軍縮を掲げて、軍縮戦略の雄としての路線を歩むべきだ。それでこそ世界の市民の期待に応えられるし、日本外交の評価が高まる。

 昨今、日本的保守主義者のスケールが小さくなり過ぎている。内政が混乱するのは、要するに権力政党の諸君が期待される政治家像とは全く異なった低いレベルにあることを露呈している。と、わたしは痛感する。