日々道楽

正々堂々たる歴史認識こそ

 1919年3月1日の朝鮮独立運動を記念する集会で文在寅氏が、慰安婦問題につき、「日本が終わったと言ってはならない」とし、心からの反省と和解を求めた。日本に対して特別な対応を求めなかった。

 わたしは、これについて、以下のように考えた。

 ① 「加害者が終わったと言ってはならない」という当たり前のことを、70年過ぎて、被害者がわざわざ言わざるを得ないところに、日本の東アジアにおける中途半端な立場がある。

 ② なぜなら、日本では後ろ向きの愛国心を煽って、歴史をきちんと認識しないための手練手管を弄してきたからである。

 ③ 事実を事実として認識することを自虐史観というコピーでごまかしてきたことがそれである。

 ④ わたしは、よくもわるくも、事実を事実として正々堂々と認識する態度を「自覚史観」と名づけている。

 結論――本当に大国として尊敬されたいのであれば、国威を以て内外に見栄を張るような誤った愛国心ではいけない。