朝日社説(2/27)が「中国改憲案 習氏の危うい強権志向」という見出しを掲げ――独裁政治は暴走を始めればブレーキが利かない――とする。
わたしはデモクラットであるから、いずこの国であろうと独裁政治は嫌いだ。
独裁政治が暴走を始めればではなく、暴走をするから独裁政治なのであって、それはお隣に目をやるまでもなく、わが国ですでに独裁政治が展開中だ。
安倍一派は、憲法遵守などの根本はどこ吹く風の立派な暴走政治をやっているのだから、社説は少なくともそれに触れるべきだ。
なんとなれば、中国嫌いが少なくないわが国の人々は、独裁・暴走は中国だけのことで、日本は無関係だと錯覚するかもしれませんぞ。
はたまた、中国の独裁は怪しからんが、わが国の独裁は気にならないという気風なのであれば、中国の独裁より、こちらのほうが、もっと直接的に危険なのでありますからね。