日々道楽

ヤワ過ぎる日本の外交

 わが邦の新聞は、北朝鮮対策でもっぱら日米韓の連携を崩すなとの一本槍で、ほとんど政府の言い分を鵜呑み反復するだけである。

 平昌五輪で、北朝鮮の金与正女史が文在寅氏の訪朝を要請すると、直ちにそれが実現するものではないが、ほほえみ外交で日米韓の分断工作を画策しているとして警戒を宣揚する。

 たしかに北朝鮮がアメリカ・ファーストであるのは事実だが、それゆえ北朝鮮は核兵器を開発して手放せない。もともとアメリカと普通の関係であれば、こんな大騒動をする理由はない。

 朝鮮の南北分断を決めたのはアメリカとソ連であった。それが原因で朝鮮戦争が起こり、一応、戦闘は終わったが、依然として休戦状態である。

 北朝鮮がいろいろ問題を起こしてきたのは事実であるが、戦後の東西冷戦下において弱小国ゆえ、大国間外交に翻弄されてきたのも事実である。

 そこで、まさに生意気にも! 北朝鮮は自力で立とうとしてきたのである。

 と考えれば、北朝鮮を敵として見る人たちも、敵ながらアッパレな根性だと認めざるを得ないのではなかろうか。

 日本と同様に米国と同盟関係にある韓国もまた、問題解決のために自力の工夫をおこなっている。わたしは、韓国もまたアッパレだと言わざるを得ない。

 制裁論一本槍が行きつく先は見えている。アメリカが「北朝鮮を地図から消す」なんてことをいう有様だ。

 全面的かつ、単純に、アメリカ追従しかできていない日本外交は、本当に大丈夫なんだろうか。わたしは心底心配でならない。