豪州の米軍基地を訪問した米軍ダンフォード統合参謀本部議長が、北朝鮮との戦争になれば「汚い戦争」になるとスピーチした。
要は、空中戦だけでは終わらない。地上戦になるという意味だろうが、この辺りにもアメリカ的センスが感じられる。
そもそも戦争にきれいも汚いもない。すべて殺戮・破壊である。
そんな言葉遊びをするよりも、アメリカは「米国第一」を標榜し、北朝鮮もまた、「米国第一」(米国との関係)を唱えているのだから、その間の手がかり・突破口を模索するのが大事だろう。
戦争というものは、互いに相手を自分に対して100%の悪と決めつけることから始まる。
安倍氏は相変わらず「テーブルの上にすべての選択肢がある」とオウムしているけれども、手詰まり感は否定できない。
政治家としての真価が問われていることがわかっているのか。