名護市長選挙は現職の稲嶺進氏が僅差で敗れた。例によって、対立候補は辺野古移転問題を正面から扱わない。建設容認も明言しない。
一言でいえば、人々は反対しても止められないという諦め感がある。
意識調査では66%が辺野古移設反対を表明している。
今回、公明党は「日米地位協定の改定」と「海兵隊の県外・国外移転」を当選した渡具知武豊氏と政策協定して応援した。
これを無視して、安倍政権が勝った勝ったと浮かれて荒っぽいやり方を進めるならば、沖縄県民の憤りはますます屈折してしまう。
政府与党の「勝てば官軍」という思い込みが、沖縄の人々のコミュニティをますます破壊することを危惧する。