わが国の首相氏の言葉に中身がないので、面白くないというのが、日ごろのわたしの不満である。
しかし、案外正直なお人柄かと思わされる発言も飛び出す。
いわく、「プライマリー・バランスについて改ざん」させているとか、悪評紛々の国税庁長官人事について「適材適所」であるとも発言する。
前者は、もともとやる気がないわけであるし、後者は、まさに首相氏にとってはその通りである。
かくして案外正直だと感想をもつ次第だ。
もちろん――正直の頭に神宿る――の正直でないのが遺憾である。
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