日々道楽

核問題の核心

 ICANのノーベル平和賞授賞の報道を見て考えた。

 いわゆる「力による平和」構築論は、物理的な理屈からはまだ完璧に論破できないとしても、「核兵器均衡」論は、北朝鮮の核保有が少なくても、圧倒的に核保有を誇るアメリカを十分に恫喝している意味において、2国間関係だけでみても、すでに破綻しているわけだ。

 「力による平和」構築論は、限りなく力を大きくするのであり、その帰結が核兵器であるから、かくして、決定的な自己矛盾に陥った。

 ノーベル賞委員会のベーリット・レイスアンデルセン委員長が「限定された核戦争は幻想」「脅かしは人道的・道徳的・法的に受け入れられない」とスピーチされたが、核心を突いていると、わたしは共感する。