論 考

落第

 安倍氏は参議院で森友事件につき、「再調査せず・国有財産の処分手続き見直し」すると答弁した。

 疑惑の最大の対象は「なぜ、こんな杜撰なことをやったのか」ということであって、手続き上の瑕疵の問題ではない。

 なんとなれば、一度「こうやろう」ということが決まったら、実に巧みに法律を運用してみせたのであって、「Why」を明確にしないかぎり、本件は落着しないのである。

 大学入試を、思考力を見る方向へ持っていく。要は「Why」「What」を手抜きして、「How to」に走らないことが大事なのである。

 というわけだから、安倍氏は落第なんですね。