日々道楽

羊頭狗肉

 メルケル首相の連立工作が実らず、9月に選挙したばかりだが、再選挙の可能性もあるらしい。ただし、前回とあまり変わらない結果が予想される。

 メルケル氏の動向が注目されるのは、はっきりしている。欧州のみならず、自由と平等の民主主義の象徴的政治家として期待を集めているからだ。

 ジンバブエの独裁者ムガベが大統領を辞した。「ムガベの次は、またムガベ」だといわれそうなムナンガグワが次期大統領だ。彼は「完全な民主主義を実現する」と演説した。

 デモクラットは「専制政治をやる」とはいわないが、独裁的な連中は民主主義を唱えて専制政治をやる。

 太平洋を挟んだ日米同盟の「雄」が、メルケル氏のような期待を集められないのとよく似ている。