みんなのコラム

前近代的な働き方を改革しよう

21組合研究会

 働く現場の悩みの一つに、顧客の悪質クレームがある。UAゼンセン流通部門が行った組合員へのアンケート調査(回答組合員数5万878人)によると、その種類は暴言、説教、威嚇脅迫、土下座要求、果てはセクハラ、金品の要求などまであるという。

 いまどき「お客様はカミサマ」でもあるまいに、不当な扱いを甘受しなければ働けないなど、前近代の話であるが、昨今の政治、経済の状況は一方的に、あまたの理不尽を労働者に押し付けているように見える。

 働く当事者は不当な処遇に泣き寝入りするのではなく、労働組合への参加を通じて問題提起と抗議の声を上げなければならない。

 ライフビジョンが主宰する月例勉強会、22年目のテーマは「組織活動をじっくり再考しよう」。政府財界主導の「働き方改革」ではなく、働く当事者による「働きかたの改革」について研究を続けている。

 次回は12月13日水曜日18:30より2時間程度。予定プログラム

 ビジター参加受付ます。office@lifevまでどうぞ。