個人が集まって組織を作る。組織ができても組織が独り歩きするのではない。組織活力は間違いなく個人活力の総和である。
民進党(衆議院)が分解してしまった。旗を振ったのは前原氏だが、民進の旗のもとに馳せ参じた議員1人ひとりが、相応の反応(この場合拒否反応)を実際に起こさなかったからだ。
なるほど、議員諸君は議員でありたいから、藁にもすがる思いであろう。
しかし、ならば、前原提案を自分の生き残りに関して、必死に考えるのではなかろうか。
自分が民進党を作っているのであって、民進党が自分を議員にしてくれるのではない。わたしは、これが正しい理屈だと思う。
おそらく、自民党議員諸君の強さはここにある。
議員という名前の「官僚」になってしまったらダメだ。これを民進党(衆議院)分解騒動からの教訓として、拳拳服膺したい。