日々道楽

歴史的反語

 ジュネーブ本拠のNGO国際平和ビューロー(IPBInternational Peace Bureau)が、2017年のショーン・マクブライド賞に、沖縄で辺野古基地移設反対でがんばる「オール沖縄会議」を選んだ。

 賞は平和・軍縮・人権の3分野での活躍に対して贈られる。

 ショーン・マクブライド(1904~1988)は、アイルランドの政治家で国際平和活動に多大の貢献をした。アムネスティ・インターナショナルを創設したこともその1つである。彼自身は1974年のノーベル平和賞を受賞した。

 同時に佐藤栄作(1901~1975)も受賞した。理由は沖縄返還と、核兵器を「つくらず・もたず・もちこませず」が評価されたことになっていたが、後にアメリカとの密約がばれてしまった。

 沖縄返還も看板と中身は大違いだ。基地問題を考えれば、果たして返還といえる代物であるかどうか。

 IPBの「オール沖縄会議」への授賞は、歴史を俯瞰した痛烈な皮肉にもみえる。共感、拍手。