ブリンケン訪中で、少し米中改善への明かりが見えたかと期待が高まった直後、バイデン氏が選挙資金パーティで、習近平氏を独裁者呼ばわりした。
バイデン氏の失言癖はとっくに知れ渡っているが、軽率すぎる。
中国の悪口を言えば財布の紐が緩むという見識は品がないが、これがアメリカの雰囲気となっているわけだ。
国際秩序を標榜しつつ、いざとなれば選挙対策第一という悪しき体質の露呈でもある。
もう1つ、独裁者は中国だけでない。民主主義を唱えつつ、議会論議を無視するごとき、岸田流も大物ではないが独裁者の一線上に並ぶ。
刃物を持たせたら危ない連中が、現実に国際政治を牛耳っている事態を考えると、まったくうんざりする。
ウクライナ政治に介入して、ロシアが侵略する口実を作ったのもバイデン副大統領時代のアメリカだ。
その人が、トランプの唯一の対抗馬だというのだから、なんともいやはや。