誰が民進党代表になるにしても、党はデモクラシーを推進するという原理原則に立ってもらいたい。
野党間協力についていえば、理念・政策の異なる党と共同できないというのは1つのスジ論であるが、次回総選挙で民進党が単独政権獲得を競える可能性は極めて少ない。
いまはデモクラシーの党たりえない自民党の勢力をなんとしても減らす戦略が第一だ。もう少し、非自民党的政党の議員が多ければ、いまのような政府与党の横暴・乱暴は発生しない。
議会論議というものは、政権掌握すればなんでもありではない。異なる意見を国民の前に公開して、政権党以外でも、その見識が国の政策に反映することでなくてはならない。
政界再編を狙うにしても、その前に、党内論議をもっと活発にしよう。個人プレーではなく、チームプレーの政党に向けて前進せよ。
民進党こそ、デモクラシーを体現しているという国民の信頼を育てることが確実な党再建と成長につながるのだ。
二大政党論の幻想に浸っていてはダメだ。日本のデモクラシーは二大政党の段階まで煮詰まってはいない。