ウクライナから声を掛けられると、岸田氏はすぐ飛びつきそうだ。しかし、人気浮上作戦として軽々にウクライナ訪問をするべきではない。
もちろん、ウクライナ支援の資金は持参するのだろうが、いったい、ウクライナ戦争に対する収拾策があるのか。
戦争している国の片方に梃入れすることは、日本も、その相手国を明確に敵国扱いすることである。
いまは戦争真っただ中であるが、いずれ停戦和平へ向かわねばらない。単純に片方に入れあげることは、結局、戦争拡大継続路線である。
日本国は軍事力による問題決着をやらない国是である。ウクライナ戦争の停戦和平のために汗をかき知恵を出すのが本筋だ。
さらにいえばウクライナ支援はともかくも、岸田氏が馳せ参じて、なにか事態を動かせるわけでもなかろう。
戦争プロパガンダ神輿を担ぐのは止めるべきだ。首相たるもの、軽挙妄動は絶対にやってはならない。取り巻きも、しっかり統御せよ。