論 考

反戦・平和を貫くのがジャーナリズム

 戦争報道はある。しかし、反戦・平和の論調が非常に弱い。

 新聞記事を区分ければ、性質上は、報道・評論・解説であるが、それらを貫くべきは、やはり、反戦・平和が基調となるべきだ。

 理由は当然、ジャーナリズムは「個人の尊厳=民主主義」に拠って立つ。

 戦争は国家のなせる業であり、国家主義の骨頂である。民主主義と国家主義は画然と対立関係にある。

 ところが、戦争報道は国家主義に支配されやすい。いちばん大事な時に、大事が貫かれないのではダメだ。