論 考

マスク氏はCEOを辞任すべきだ

 昨日、マスク氏の危険性について一文書いた後、AFPでマスク氏がCEOを辞めるべきか否か投票呼びかけたという記事を見た。19日が締め切りである。

 今朝の朝日新聞によると、投票結果は57.5%が辞任に賛成、42.5%が反対だったらしい。

 氏は投票結果に従うというが、投票結果に関わらず、マスク氏はツイッターCEOを辞めるべきである。

 このところ、いろいろ物議をかもす方針を打ち出したり、取り消したりしているが、それらは経営に未熟というよりも、マスク氏の個性によるものであり、公共空間の運営者として適当ではない。

 はっきり言えば、管理する人であるよりも、管理される人である。管理される人として自由奔放に発言すればよろしい。

 もちろん、マスク氏が管理されることを誰よりも嫌っていることは推測できる。大事なことは、管理されることを嫌うにも関わらず、他者を管理するのではよろしくないということだ。

 しかし、すでにツイッターはだいぶ壊れている。果たして、創造的破壊であったと言えることになるのか。

 自分1人で仕事ができると過信する人は、いかに優秀でも危ない。チームで仕事をするということは「ハンドではなくヘッド」に参加してもらうことだ。