今朝の読売新聞社説の文言にはあきれた。「与党安保協議 抑止効果高める戦略を築け」という見出しで、――日本を取り巻く安全保障環境が今ほど悪化したことはない――と書くのだが、これでは、あたかも日本が戦時体制に直面しているのと同じである。
たとえば、中ロ北朝鮮にして、日本を攻撃しようとしてはいない。アメリカと一緒になって騒動を拡大しているだけだ。
反撃能力論が盛んに取り沙汰されるが、――相手が攻撃意図を明らかにし、ミサイルに燃料を注入する時点――がそうだという。Jアラートのドジを見ても、そんなことが瞬時にわかるわけがない。
統一教会ごときに振り回される自民党である。話をこちらに向けようとしているとは思わないが、国の防衛を論ずる力があるのか。筆者としてはまったく信用できない。アホらしいのである。