論 考

まともでありたい

 クリミア橋の一部爆破は、まだ仔細不明だが、プーチンはウクライナのテロと断じて、キーウなど攻撃した。

 もともと侵略したのはロシアだから、仮にウクライナがやったにしても、プーチンの批判を当然とする見方はロシア以外にはない。

 戦争になれば、まさに、この調子だ。戦争を始めることは簡単だが、止めるのが難しいという言葉が一貫して重たい。

 要は、戦闘停止させるしかクスリがない。大国が軍事力を使って外交を進めるのが諸悪の根源だ。

 どこの国にしても、大国のどちらかにくっついて右往左往するのでは、世界秩序は回復できない。いまの世界は、みんな頭が狂っているとしか表現のしようがない。筆者は、だから軍拡に反対する。

 狂っている世の中と一緒になって狂うのはご免だ。