人間は、なにごとにも慣れてしまう。ウクライナ戦争しかり、プーチンの核の恫喝もしかり。ウクライナの善戦敢闘は、米欧の武器供与があるからで、いかにウクライナの士気が高くても無手勝流ではやれない。
つまり、戦争の出口を決めるのはプーチンとバイデン氏である。
目下、米国は中間選挙前で、民主党の予想外の善戦が観測されるものの、まだ敗色濃いというべきだろう。バイデン氏にすれば選挙第一だろうが、プーチンがすでに追い込まれていることは知っているはずだ。
つまり、核に手をつける可能性は切迫している。
仄聞するに、米ロは、一貫して水面下の話し合いを続けているらしい。米国中間選挙前に、バイデン氏が、戦争の出口を提案できれば選挙にも大きなプラスになるだろう。それが実現すれば上等なんだが。