論 考

ウクライナ戦争に転機を

 ロシアが、ウクライナ占領地縮小の地図を公開した。国内の危機感を引き出そうとするつもりか。すでに、国外へ26.1万人が脱出したようだ。失った兵士は16~19万人という説もあるが、たしかなことはわからない。

 欧州へのロシア産ガスは、すでに全体の9%(以前は41%)まで減っている。欧州各国は備蓄や、電力使用節約、価格統御など知恵を絞っているが、きわめて心配されている。

 客観的には、停戦するべき時期が来ていると思われる。誰が話し合いのキーマンになるかが問題だ。プーチンは、バイデン氏と話し合いたいという観測もある。バイデン氏の場合、仲裁者としてか、戦争の当事者としてかの問題もあろう。

 なにしろ、ここまで派手に殺戮と破壊をおこなっているから、複雑極まりない。西側の報道では、追い詰められたプーチンという論調だが、その意味をどれだけ掘り下げて考えるか。

 ここで問題解決の動きが起こることを期待する。