論 考

課題の統御ができるか岸田内閣

 今朝の新聞はいずれもプーチンが、ウクライナのルガンスク、ドネツク、ザポリージャ、へルソンの4州を併合する記事を大きく扱う。ロシア国内はだいぶ乱調になったようだ。

 ドネツク、ザポリージャでは3~4割をウクライナが押さえているから、以前のクリミア半島併合のようにはいくまい。

 国内もどんちゃん騒ぎの感じだ。細田議長の不細工な旧統一教会問題対応は、自民党内部にも大きな不満を抱えている。

 それはともかく、安全保障問題から、物価対策に直面して、岸田内閣の舵取りが問われるが、いささか戦線拡大でピリッとしたものがない。1つひとつの問題の交通整理だけでも大変だか、トップ・ポリシーが定まらず、右往左往している。率直な感想をいえば、不安定で見ちゃいられない。

 コロナの全数把握の方法が変わって、さっそく数字が大きく変わったのは退院者数だ。異常に少ない。果たして、きちんと実態把握できるのか、まことに心配だ。目下は、感染数が減少続けているが、反転するようなことになったら、大混乱になるのではないか。