論 考

立憲民主党再建の焦点

 立憲民主党が、幹事長に岡田克也・国対委員長に安住淳・政調会長に長妻昭・選対委員長に大串博志の4氏が再登場して、泉健太代表のもとで党再建に臨む。

 子ども神輿を大人が担ぐ感があるが、とにかくみんなの力を発揮して、精彩ある党活動、気合の入った国会活動をやってもらいたい。

 ネクストキャビネットを再設置する。政策論議を活性化させるのは大事だ。

 それ以上に人々に向けて、立憲民主党のパーティアイデンティティを明確に打ち出すべきである。そして、議会での議論が院外活動へいつでも飛び火する状態を作りたい。すなわち、政治に緊張感を創造せねばならない。

 国民民主党との仲たがいが目立ったが、立憲民主党には、野党らしい王道を歩んでもらいたい。枕詞に、目標の政権獲得を語らなくてもよい。理屈でいえば、それは活動の成果として現れる。

 目標は党内でそれらしくおおいに語り合い、結束を高めればよろしい。活動が活発になれば、必然的に人々への認知度が上がる。

 連合を大切にするのは不可欠だが、選挙支援ばかりに関心を集中させるべきではない。立憲民主党の露出度が上がれば、連合組合員の応援力が上がる。まずは、主体性を徹底強化し確立させよう。