論 考

9日に注目

 ロシアの第二次世界大戦における対独戦勝記念日まで、あと3日だ。プーチンが、いかなるメッセージを発表するか注目が集まっている。

 ロシアでは真実が報じられていないとしても、すでに70日が過ぎて、ロシア国内で戦争の実態がまったく伝わっていないはずはない。

 勝利宣言をすれば、プーチン信者は喜ぶだろう。停戦を宣言すれば、反プーチンの人々が歓迎する。当面、ずるずると戦争を長期化させないのがもっとも大事だと考えるが、目下、西側は、まったく停戦気配がない。

 水面下ではなんらかの接触、交渉をおこなっていると見たいが、果たしてどうだろうか。

 この機会を逃さないで停戦へ持ち込もうという動きが本格化することを期待する。わたしの予想は結構当たるが、期待は外れる傾向にある。そうならないでほしい。