論 考

コロナ大躍進への対策

 コロナ感染対策ロックダウンに抗議して、上海市民が、鍋や釜、フライパンをガンガン叩いているのを見て、思い出した。

 60年ほど前、大躍進政策を推進していた当時、四害駆除(ネズミ・蚊・ハエ・スズメ)の運動である。300万人余が鍋・釜・フライパンなどを叩いて、スズメを追い立てた。コメをついばむから害鳥とされた。

 のちにスズメは害虫も食べるとして、放免され、代わりに虱をやっつけることになった。

 上海は3月5日からのロックダウンで、みなさんがだいぶ頭にきている。

 中国コロナ感染累計は215万7493人(日本791万1303人)、死亡1万4368人(同2万9618人)である。

 日本は、やや、沈静化へ向かっている。以前と逆に、各地の感染が拡大していて、大都市から出かけて、コロナをもらってくるというパターンになるかもしれない。とにかく厄介な話だ。

 岸田氏は、コロナ取り組みを検証するとしたが、ただいまは、知らぬ顔の半兵衛だ。なんといっても、わが国は、Plan・Do・Checkの「C」がまったくできない。本当にダメだと思いますねえ。