論 考

コロナの検証はどうした?

 コロナ感染者数が順調に下がっている。10万人当りでみると、まだ46都道府県が100人を超えており、唯一100人を切っている鳥取県も94.32人である。200人以上が23都道府県、300人以上が14都道府県、東京・大阪・神奈川が400人以上である。まだ、油断できない。

 岸田氏はコロナ感染開始以来の検証をおこなって、6月には司令塔を立てるという公約を打ち出したが、どうも、それらしい動きがない。

 当面の動向に一喜一憂するだけでは、場当たり的で、相変わらずコロナ対策が前進しない。

 いかなる機関を構成して検証するのかわからないが、単純に政府・厚労省のメンバーでおこなうのであれば、形だけになるだろう。ここは、第三者委員会を構えるのが筋道だ。

 参議院選挙に対しては、かなり力が入っているが、地味であっても、コロナの検証は、後々のためにも極めて有益な遺産である。約束をきっちり果たしてもらいたい。