論 考

混沌ウクライナ情勢

 アメリカは、ロシアにウクライナ侵攻をするべきではないとしつつ、ウクライナから、外交関係者と家族を退避させたり、NATOへの米軍8,500人増派を発表したりする。一方、ウクライナへの直接的介入はしないとする。

 これは客観的には、ロシアにウクライナ侵攻をさせるように挑発しているかのようだ。もし、プーチン氏が、アメリカの本心を探ってやろうとして、ウクライナに侵攻した場合、アメリカやNATOはどうするのか。

 その場合、アメリカやNATOが介入しなければウクライナは大混乱に陥るだろう。介入すればアメリカ・NATOとロシアの戦争になる。プーチン氏が、それは危ないと読んでウクライナ侵攻を踏みとどまるだろうか。

 危なくて仕方がない。