論 考

机の虫の弁

 当地は快晴続きで、寒いけれども気分がよろしい。

 ライフビジョン学会からの国連UNHCR協会へのカンパ呼びかけにたいして、30日時点で、36個人・団体の皆さまから339,780円が寄せられた。

 皆さま、ご賛同・ご参加いただきましてありがとうございます。

 1年間、わたしは相変わらず、机の虫をしている。物忘れをすれば、記憶力は昔からだと思い、ドジすれば生来の粗忽だと考えて、まったく気にしない。

 新聞は濡れ雑巾だという開高健さんの「名言」が、いつも頭にあるが、それなりに日々の刺激を発見して、本欄の話題にしている。

 情報の価値は、事実がもちろんとっかかりである。そして、「なにがなにしてどうなった」という歴史的視点や背景が大事だと思う。

 その結果として、虫の視野・視点を磨きたい。

 面白くもないし、それなりに面白くもある――世の中を考えると、机の上に世界があるような心地がする。