論 考

コロナ感染に関する知見を公開すべき

 コロナ感染が収束状態にあって、気分も軽くなる。わが商店街も活気が戻っているので上等だ。

 昨日は、全国の新規感染が143人、死亡はゼロ。感染ゼロが29県、10万人当りでは、0.00が16県になった。

 外国を見ると、オーストリアは本日からロックダウン。フランス・イタリアは飲食店入場について証明書呈示、ドイツは恒例のクリスマス市を中止する。

 いずれもワクチン接種は進んでいるが、寒くなって屋内密集が増えたことや、人々の油断、さらにワクチン接種から時間が経過して効果が薄れたのではないかなどが指摘されているが、感染拡大の決め手が不明だ。

 バイデン氏は就任時55%の支持率が41%に落ちたが、コロナ感染拡大が収まらないことも強く影響しているらしい。

 日本は、とにかく拡大最中も欧米と比較すると桁違いに低かった。しかし、なぜそうなのかは依然としてわからない。

 ワクチン接種は70%を越えた。3回目接種が取り沙汰されているが、一方で、ワクチン接種後1,300人超が亡くなっている。その因果関係も不明だ。

 わからないことが依然として多い。しばしば主張しているのだが、ここまでの経緯から当局は、感染拡大の因果関係について、整理して内容を提示するべきである。その作業をやらないと、いつまで経っても出たとこ勝負になる。

 科学的知見を全体に知らせるというのが、もっとも大切ではないのか。