日々道楽

鏡に向かって沈思黙考せよ

 米中首脳会談の詳細はなかなかわからない。

 バイデン氏が、「(相手が)何を考えているかわからないと感じるが、その場を離れるようなことは決してない」と語った。(BBC)

 そこで考えた。戦力に頼る平和維持は、まちがいなく反平和主義である。まして、米中ともに戦力を質量ともに増強に余念がないのだから、両者はひたすら反平和へ向けて走っている。

 つまり、相手が何を考えているかは、自分を顧みれば直ぐにわかる。客観的には、極めて危ない。

 再び冷戦にならぬことを願ってきたが、いまは、冷戦よりも悪い。

 いずれかが、反平和主義の逆、すなわち平和を本気で志向している態度を示さねばならない。

 双方が、相手を覇権主義だとみているわけだから、自分がそうでないことを示せばよろしい。そうすることができる大国こそが、信頼と尊敬に値する。

 巨大な軍事力を統御できるような人間は、世界には1人もいない。今回の首脳会談から短い間に、当方が少しでも平和志向へ舵を切ったと見られる動きを起こすべきだ。

 国内の言論世界でも、勝手に敵と味方を峻別することはいけない。ましてや、危険な軍事力を保有して、敵対することに価値はない。