論 考

イスラエル市民からパレスチナへ水

 人口200万人のパレスチナ・ガザ地区は苛酷な水不足で、塩分が多く、腎臓結石や下痢の症状が多い。

 AFPによると、同地へイスラエルのウォーター・ジョン社が、太陽光を利用して空気中から水を抽出する装置を寄贈した。同社のCEOはロシア系イスラエル人のマイケル・ミリラシビリ氏である。

 ガザ地区は、イスラエルが強固な封鎖をしている。詳細がわからないが、国家的対立や、クーデター、市民を強権弾圧するなど、不愉快な動きが多いなかで、少し目を瞠るニュースなので、記憶しておく。

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 ミャンマーでは軍部がクーデターを起こしたらしい。プーチン政権は、ナワリヌイ氏釈放を要求するデモを根こそぎ潰す動きをしている。政治を力で動かそうとするのは愚策中の愚策だ。イギリスが、BNO(英国海外市民)へのビザ申請受付を開始したが、火に油を注ぐ逆効果にならないだろうか。

 コロナ騒動のなかで、人間の馬鹿さ加減が相変わらず目立つ。