論 考

連合運動をどうするのか?

 連合が、先の長時間労働上限規制? に続けて、今度は、いわゆる高度プロフェッショナル制度について賛成に回るという。

 そもそも働き方について「健康」を問題にしなければならないような事態を鷹揚に受け止めるというのは、わたしには理解しがたい。

 しかも、先回も今回も連合傘下組合における論議がまったくなされていない。これでは、デモクラシーを無視して、したい放題している安倍政権となんら変わらない。

 再来年で連合は30周年を迎える。まさか、現執行部が連合運動を潰そうとしているとは思いたくないけれども、このままでは連合運動のこの先が思いやられる。

 この秋の大会は人事大会であるが、よほど性根を入れて、連合運動の再建をめざしてほしい。そうでなければ、組織拡大どころの話ではなく、連合を脱退する組織が出ても不思議ではないであろう。