日々道楽

後ろへ進まず、前を向こう

 日本人は、お手本があると分かった時は、謙虚にそれを追いかける。近代以来の日本が大きく前進したのは、いわゆるキャッチアップ路線だった。

 日本人だけではないかもしれないが、成功すると慢心して傲慢になる。そのピークが1980年時代で、90年代には鼻っ柱が折れたはずだった。

 ところが、お手本が見つからない。慢心と傲慢のまま、過去の栄光にロマンを見つけようとした。それが、いわゆる保守化やナショナリズムの台頭であり、安倍政治の8年間を生み出した。

 しかし、所詮後ろ向きだから、新しいものを開拓できない。コロナで自滅・退陣せざるをえなかった。菅政治はそれの継承だから、新規開拓らしきものがない。短命内閣であろう。後ろ向き思考が転換できないかぎり、その次も、またその次もという事態が始まる可能性も大きい。