論 考

わたしがランチを共にしたら

 共同通信調査による内閣支持率が29.9%であった。支持しない人は48.6%。大ざっぱにくくれば、支持は3割・不支持が5割、判断できる情報を入手しないか(情報があっても判断しないか)の人が2割という勘定だ。

 なにしろ首相が信用できないという人が67.3%で、説明責任を果たしてないとする人が79.9%だというのは厳しい。

 安倍氏は一昨日、評論家の森田実氏とランチの際、いままではカッカして質問者に剣突食らわしていたが、今後は丁寧にやるとかなんとか話したらしい。

答弁の態度が高飛車であったり、攻撃的であることも問題だが、わたしが思うには、まともに質問に答えていない。

質問の意味がわからないのではないか? というのは、意味がわかっているのにいままでのような答弁をしていたとすれば、具合が悪いからはぐらかそうとしたか、ごまかしたか、嘘をついてきたかということになる。

前者なら、首相たるものの理解力が低い。後者であれば人間として政治家として性質が悪い。「liar」と呼ばれたらお仕舞だ。

ネコナデ声に変えると、尚更支持率が下がるのではあるまいか。(と、森田氏は応じられたのであろうか?)