日々道楽

旧と新の三無

 1970年代後半、三無といえば、無関心・無感動・無責任であった。槍玉に上がったのは、20代の若者たちである。ただいま、自民党で三無批判が登場した。槍玉に上がっているのは菅氏である。こちらの新しい三無は、危機感が無い・発信力が無い・リーダーシップが無いということらしい。何が言いたいのかは大方理解できる。

 西村某大臣は「国民と危機感を共有したい」と語ったが、危機感を共有したいキーマンが、身内から危機感が無いと批判されているのだからお話にならない。記者に緊急事態宣言の検討をしているかと問われた菅氏は、「していません」と回答した。しかし、動きが取られなくなって検討するのでは時すでに遅し。何が菅氏を鈍感にさせているのか不明だが、これも危機感が無く、発信力が無く、リーダーシップが無いように見える。

 自分の考えと近い人の意見しか聞かないのは、むしろ、旧三無の無関心・無感動・無責任に近いようでもあるが、さて、かかる不名誉なレッテルを取っ払う力があるか。