日々道楽

読売社説から考えた

 本日の読売は「予算委集中審議 感染対策の明確な指針が要る」と見出しを掲げた。目下のコロナ対策の要点は、見出しの通りである。

 立憲・枝野氏のGoToで感染を拡大するという見解に対して、菅氏は、GoToが感染拡大させたというエビデンスはないと回答したが、エビデンスがないと断言するエビデンスは何なのか。わたしは、それを聞きたい。

 たとえば、北海道はもとより、青森、岩手などの感染拡大状況は他地域から持ち込まれた可能性が極めて高い。人の移動が大問題だとしているのに、なぜGoToによる移動だけが大丈夫なのか? 証明してもらいたい。

 同社説は、「桜」問題にも触れている。「安倍氏は行政のトップにいた者として、高い倫理観が求められている。誠実に対応し、適切に説明責任を果たしてもらいたい」と主張する。

 読売にしては珍しく! わたしも共感できるのであるが、政治家が公職選挙法や政治資金規正法を守るのは、高い倫理観ではない。ルールを守るのは当然のことだ。揚げ足取るわけではないが、わざわざ高い倫理観という言葉が出てくるところに違和感がある。安倍氏は当たり前のことができないのである。当たり前のことをやらずして平然としていたのが安倍氏の長期政権なのである。

 さらに、それを許容していた国民諸兄には、政治に関する当たり前の見識が欠けていたという理屈になる。