論 考

方法は空手か

 菅氏は、「核廃絶ということは共有している」と答弁した。しかし、核保有国が核兵器禁止条約に加入していない(fact)ので、わが国としては加入国と非加入国の間の橋渡しを努めるとする。そうであれば、いかなる方法(How)でおこなうのか。何べんも聞いているが、どうもその場しのぎでしかない。

 そもそも、核兵器保有国は、自衛のために核兵器開発したのだから、将来目標として核廃絶を厭う理由はない。日本も同様のはずだ。

 さらに、核の傘で守られているというが、万一、核兵器を使用すれば、交戦国の共倒れは必至であるから、核兵器は使えない。

 使えないものに守られているという理屈は成り立たない。

 勝海舟(1823~1899)は、武士のたしなみとして帯剣したが、鍔と鞘を固く縛って抜刀できないようにした。この精神、状態をさらに前進させるために、空手人士は、いかなる方法をお持ちか? てぶらか?