みんなのコラム

Game over

虫愛でる姫

 10月13日、ついに青虫の来訪者はゼロであった。残された新芽も枝もボロボロ。インターネットの助けを借りると、虫の名はどうやら「黒瓜葉虫」。写真を見ると見おぼえがある。

 毎年キュウリを植えているが、昨年は蔓も枝も、他所の家のように大きくならない。土は新聞の家庭欄で見たとおり、シーズンが終わると黒い袋に入れてポリ容器に入れて冬を越している。その土を使った昨年のキュウリはまだ若いうちに、黒い甲冑を纏い首が白色の虫の訪問を受けて、葉が茂ることは無かった。それによく似た虫が、インターネットに載っていた。

 今回のメロンはその同じ土を使っている。消毒はしていない。でも成虫は5mmぐらいだったと思うのに、今回の幼虫は2-3cm、大人になるとこんなにコンパクトになるのだ。

 黒瓜葉虫の幼虫はキレイで、素晴らしい擬態とダンスのパフォーマンス、水に落ちると泳ぎもみせて、随分楽しませてもらった。でも、来夏のキュウリは、新しい土で育ててみようと思っている。