日々道楽

3つのharm(危害)

 日本学術会議は、政府の機関の形式だが、政府の下請けではない。

 政府は事業を進めねばならないから、ともすれば初めに結論ありきで突き進む。学術会議は、そのレベルとは異なって、「本当にこれでいいのか」という問題意識をとことん追求しようとする。

 政府が国家経営の頂点なのだから、それに従えという思い上がりが、「学問の自由」を貶めるのであり、民主主義思想が理解されていない。政府としての正しい形は、おカネは出すが口は挟まない――でなくてはいけない。

 政治も、本来科学である。科学的でない態度の3つのharm(危害)を考えると、① 歴史の忘却、② 経験主義、③ 権威主義、である。

 菅氏を見ていると、首相になって舞い上がっているだけではなく、3harmの人らしい。こういうタイプの人が道を誤らないようにするのが、学術会議たる存在なのである。