論 考

コロナの配剤というべきか

 トランプ夫妻のコロナウイルス感染で、10月15日の第二回討論会をはじめ、トランプ陣営の選挙作戦がどうなるのか関心が高い。

 第一回の討論会は、トランプ氏のルール違反、マナーの悪さが目立ったが、熱烈ファンを除けば、大方の人々は眉ひそめるという事態であった。

 同陣営は、われわれが勝ったと強気の発言をしたが、実際はマイナスだったことを十分に知っている。トランプ氏が米軍医療センターで数日間治療するので、同陣営の面々は、ホッとしたのではないか。

 というのは、新たな失言や暴言、人々を不愉快にさせる行動が、この間はない。ひょっとすると、(日本人的であれば)感染してお気の毒という同情票が増えるかもしれない?

 バイデン氏の高齢や、運動神経を突く作戦もしばらく頓挫する。

 米国の人々が冷静に考える機会になるかもしれない。是非、そうあってほしい。