日々道楽

お薦めの本『コロナ後の世界は中国一強か』

 アメリカでは、トランプ暴露本が爆発的に売れているそうだ。支持率が下がっていて、暴露本が売れるのは、それによって人々が快哉を叫んだり、留飲を下げているのであろうか。

 トランプ氏の発言はますます過激になる。バイデンが大統領になれば、この国を潰すと罵る。たしかに、トランプ氏が破壊したアメリカをうまく再建できなければ潰す方向にいくだろう。

 とりわけ20世紀以降、世界に君臨したアメリカの力の中軸は経済力だった。卓抜したチャレンジ精神で先端技術を開発展開してきたが、トランプ氏が世界貿易システムを妨害して、それがブーメランよろしくアメリカ自身にはね返っている上に、コロナの無策、というよりも対策を妨害することばかりやってきた効果は抜群である。

 しかも単なる政策的ドジを踏んであるだけでなく、デモクラシーそのものに対して石をぶつけているから、人々の士気が下がるだけではなく、世界各国の評価はガタガタだ。

 矢吹晋先生の著書『コロナ後の世界は中国一強か』(花伝社)が刊行された。世界のコロナ問題を考え、これからの世界をどう考えるか――詳細な視点の掘り下げた研究が、わかりやすく懇切に書き込まれている。

 目下の事態にいらいら、はらはらしておられる皆さまには、全面的にお薦めする。目からうろこが落ちる可能性が高い。