論 考

コロナ騒動下の都知事選

 明日は都知事選挙(都議会議員補欠選挙)である。告示以来、報道も格別注目する内容がなく、いわゆる盛り上がらない選挙戦である。都知事選は範囲が広いから直接候補者の演説を聞く機会は少ない。

 注目の1つは投票率がどうなるか。先回2016年7月31日の投票率は59.73%であった。小池百合子氏が291万票・得票率48%で当選、次点増田寛也氏(自民)が179万票・同30%、鳥越俊太郎氏(野党)が134万票・同22%であった。

 直前の参議院議員選挙では、与党(自公)は295万票、野党は248万票獲得していたから、政党の選挙活動の効果が出なかった。

 コロナウイルス騒動の最中で、選挙戦開始当時は落ち着いていた新規感染数が投票日を目前にして盛り上がった!

 目下、コロナ対策は国も地方も音無しの構えというべきか、収まったと楽観していたのが外れて当惑中というべきか。過去の対策にいい点はつけられず、今後についての期待を意中の人に投ずるわけだが、皆さまはスカッとした気分で投票所へお出かけになるだろうか。