論 考

せんみつ

 安倍氏「法務省・検察庁の人事案を最終的に内閣として認めた責任は私にある。批判は真摯に受け止めたい」

 正しくは「法務省・検察庁の人事案に初めから介入し混乱させたのは私」のはずだ。真摯の意味がわかっていない。

 安倍氏「定年延長自体に問題なかった」

 これも正しくない。問題があったから混乱した。

 わたしはマージャンをやらないのでよくわからないが、今回騒動のマージャンはテンピン(1000点が100円)だという。

 安倍氏の答弁に、「千三」(せんみつ)という言葉を思い出した。真実は1000のうちわずかという意味だ。英語でいうなら「You are a liar」の領域である。

 誠意がなければ、あらゆる論議は時間の無駄である。すでに人々は安倍氏の答弁に信を置いていない。